デルタの歴史はココから始まった! DELTA RACING 1100 Competition model 開発秘話に迫る!

デルタの歴史はココから始まった! DELTA RACING 1100 Competition model 開発秘話に迫る!

開発されたの経緯を伺って良いですか?

デルタブランドがまだなかった頃ですね。
当時斎藤太吾選手のサポートでD1GPに出ていて、その時のD1GPの出ていた車両がだいたい出たとしても500~600馬力くらいがメインだったんです。
斎藤太吾選手の意向もあって「パワーはあった方が戦闘力強化になる!」と思って800馬力オーバーくらいの車両を作っていたんですよ。
800馬力オーバーに耐えるオイルを探して色々試してていたのですが、エンジンのメタルブロー(油膜切れ)や、ピストンシリンダーに傷がつく、ドグミッションで使うとギアが壊れるといったトラブルがおこっていました。
800馬力を超えるとやっぱりそういうトラブルもあるよね(笑)
それならオイル何とかしなくちゃ勝てないよね!ってなったんです。
フナッツはチューニングがメインだったんだけど、どうにもならないものをどうにかしなくちゃいけない!って気持ちに駆られてオイル開発に着手し始めました。

「どうにかしなくちゃ」だけで始められるものではないですよね?

う~ん…まぁ…普通はそうだよね?(笑)
でも、実際にレースの現場では課題として上がっている問題でもあったからね。
誰かがどうにかしなくちゃでしょ?(笑)
実は無いオイルなら作っちゃおう!がデルタの始まりなんです。
とは言え、自分だけではどうにもできないから、最初はオイルの製造会社と手を組むことからスタートしました。
製造会社なんていいましたけど、実は僕の師匠みたいな方に相談をしたのがきっかけになったんだけどね。
当時の有名メーカーさんだとトータルバランスの良いものが多かったんですよ。
だから、デルタオイルとしてやるならターゲットを協議のフィールドというピンポイントに絞って、自社独自のとがったオイルを作ろうと思いましたね。

独自のオイルを作るときに一番気を付けていたことは?

これはね。

  1. 過酷な環境下での絶対的な耐久性(1000馬力まで上げたパワーに耐えられる油膜の保持)
  2. それでいてエンジンのレスポンスは落とさない!

この2点に重点を置いていました。
テストを何度も繰り返した結果、良いオイルができたので、みんなに使ってもらったらトラブルも減らせるし、D1の競技を見るお客さんもトラブルが少ない方が楽しく見られるんじゃないかな?と思った。
後は、競技への出場を視野に入れている人からのエンジントラブルの相談もたくさん来ていたので、そういった人たちに向けて販売をすることにしたんですよ。

一つ気になるのはエッジの立っているオイルなだけに、販売する時に業界内でも風当たりが強かったりはしませんでしたか?

小さな会社ですからね(笑)そんな騒ぎにはなりませんでしたよ。
そのかわり、最初はなかなか売れなかった!
商品優位性があったとしても大々的に宣伝広告を雑誌に出したりしていなかったんです。
別にそこで広告出して有名になろうとか考えてもいなかったですから。
でも口コミで使ってくれる人が増え始めて、だんだん増えていったんだけど「なんでかな?」って調べたんですよ。
そうしたら、みんから(ユーザーレビューサイト)で使ってくれた人が使用感なんかを投稿してくれていました。
「サーキット1~2回行ったけどまだ使えそう!」といった内容だったり、実際に自分の車での性能の違いなどがレビューされてました。
自分たちが後でユーザーレビューを見て「これか~!」って驚く(笑)

実際に競技の現場で使われていると「課題をクリアしているオイル!」として口コミになっていれば信頼は高くなりますね!

競技のフィールドで実践の場から鍛え上げられた「競技特化型オイル」って当時少なかったんですよ。
例えば、走行会でも20分1ヒート全開で走るじゃないですか。
そういう走行会に行く人だと油温計とか油圧計を絶対見るんですよ。
やっぱり過酷な環境で走れば油圧も下がっちゃっているし「油温がもう120度越えてるよ、ちょっと心配だな…」って思う事もあるんですよね。
「オイルが熱を持ちすぎてしまって、柔らかくなって大丈夫かな…っていつも不安なんですよね」って相談された時に「試しに使ってみなよ!」ってモニター代わりに使ってもらったりすると、不安が解消できたって声がたくさん聞けた事が「自分が作ってた物は間違いなかった!」っていう確信にもなったし、車好きな人たちの口コミで広がったのが信頼にもつながったんじゃないかな?

ここまでのお話を聞いて、プロダクトアウトというよりマーケットインでオイルを作られた感じになるんですね。

結果的にそうなったんだよね。
「デルタのエンジンオイル使ってみてすごい良かったよ。」って体感してもらうのが大事だったから。
広告宣伝費かけているわけでもないし、最初からメーカーとしてのブランド力があるわけでもないじゃない?だったらちゃんと使いたい人が使ってみて良さのわかるもの作らなきゃって思いはあったよ。
「じゃあ現場の声聞かなきゃ作れないよね!」っていうのが自分の行動原理だったりもする(笑)

今後はどういったユーザーさんにこのオイルを使ってもらいたいとお考えですか?

馬力が900~1000を超えるような車で、ガソリンもアルコール系燃料(競技用のガソリン)を使っている人!
あ!コンペティションのオイルの中にはギアオイルもあるんです。
これは、ドグミッション(シーケンシャルのドグギア)に最適なんですよ!
これもあわせて試してみてほしい。
ドリフトだけじゃなくても、耐久レースや、違うカテゴリーの競技へ参加したいと思っている人とか、競技車両でマシントラブルを極力出ないようにしたいって思う人にはいいとおもう。

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